長福寺の方丈記

2013年9月アーカイブ

秋彼岸明けの9月26日夕刻より、福井県の大本山永平寺に参り、御征忌の随喜(ずいき)をして参りました。

大本山永平寺の御征忌とは、開祖道元禅師様の御命日(9月29日)前の一週間、9月23日から29日の期間のことをいい、この期間は毎日多くの法要が行われ、全国から大勢の方丈様が永平寺に集まります。

ちなみに、もう一つの大本山、鶴見の總持寺の御征忌は、10月12日から15日です。
今回、近隣のお寺様が御導師(どうし 法要の中心で法語を述べられる方丈様)をお務めになられるご法要に随喜いたしました。
27日早朝6時過ぎに行われたご法要は、朝の勤行(ごんぎょう)の中で行われ、
ご随喜寺院並びに雲水(うんすい 修行僧) 総勢150名を超える大人数の読経こだます中で行われた荘厳な法要となりました。
当日朝は、好天に恵まれましたが、季節の移り変わりは加速度を増したようで、気温12,3度の法堂(はっとう)は肌寒く感じられ、なお一層身を引き締めて、ご随喜いたしました。
このご縁を与えてくださいました仏様に報恩感謝の念でいっぱいでございます。
まもなく、永平寺は紅葉の季節を迎え、その後雪に覆われる厳しい修行道場へとその姿を変えてまいります。
皆様も、ぜひ、曹洞宗第一道場、永平寺をご参拝下さい。
 
門柱
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参道
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山門
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お中日の今日、2時から坐禅会引き続き法話会が開かれました。

毎回、坐禅会にご参加の方々をはじめ、ご近所をの方々も多数ご参加いただきました。

坐禅は、いつもの半分の時間の20分で、今日は、イス坐禅でのご参加の方もいらっしゃいました。

法話は、お彼岸のお話しを中心にいたしましたところ、皆様、大変熱心にお聞きいただきました。有難う存じました。

また、このような機会を設けたいと思います。

たくさんの方々のご参加をお待ち申し上げております。

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今日は、秋らしい爽やかな日というより、蒸し暑い陽気と感じました。

午前中にご法要をお努めし、ご参列の皆さんをお送りした後、今日は、嬉しいことがありました。

酷暑の夏にお会いできず、どうされているか気にしていたお檀家さんが、皆さん、元気なお顔をみせてくださったのです。

ご家族からご病気だと伺っていた方、ご高齢でご自宅付近の坂道を登るのが大変な方、お会いできて、お話をうかがえて、本当に楽しいひと時でした。

住職はじめ、東堂も、寺族もみんなお檀家さんのことをいつも気にかけています。特に御用がなくても、お姿をお見せいただくだけでいいのです。

どうぞ、お訪ねください。待っています。

 

明日は、坐禅会が午後2時より開かれます。坐禅会の1時間の中で、法話もいたします。

お彼岸のお中日、秋分の日の明日にちなんだお話をいたします。

ご家族でお墓参りの際にご参加ください。

今日から秋彼岸

今日は、彼岸の入りです。

暑さ寒さも彼岸までといわれていますが、今日は気温が高くなりましたね。

カラッとした晴天が続くのは、明日までのようですので、お墓参りは早めにされるとよいと思います。

 

長福寺からのお知らせでも述べましたが、お彼岸には、次のような意味があるのです。

http://www.choufukuji.or.jp/news/2013/09/15_1148.html

 

・お彼岸は春と秋の年2回あること。

・お彼岸はお中日をはさんで7日間(秋彼岸は秋分の日のお中日9月23日をはさんで7日間)。

・お中日は太陽が真東から昇り真西(極楽浄土の方角)に沈み昼と夜の長さがほぼ等しくなる。

・「彼岸」とはお悟りの世界のことで到彼岸(とうひがん)の略した言い方である。

・彼岸とは、私たちの世界(此岸しがん)からお悟りの世界(彼岸ひがん)に到るという意味があると いうこと。

・この世とあの世が接するお彼岸に、先人たちは、仏道の修行、すなわち、ご先祖様のお墓参り をして悟りの世界に到ろうとした。

 

また、このお彼岸の行事は、四季がある日本独自の行事でもあるのです。

春に豊作を祈願し、秋にはお祭りをして、収穫に感謝するという自然に対する感謝やお祈りが、

ご先祖様を大切にし感謝する気持ちにもつながって、お彼岸は日本で大切な行事となっていきました。

 

明日からのお墓参りには、ぜひ、ご家族皆様おそろいでご来山ください。

せっかくの良い機会なので、お墓参りの仕方など、おじいちゃん、おばあちゃん世代の方々にお伺いするよい機会となります。

お墓参りの仕方がわからないときは、遠慮なくお寺の人に聞いてください。

お寺にいらっしゃる際には、まず最初に本堂様にもお手を合わせ日頃の報恩・感謝の心を捧げることも忘れずにいたしましょう。

台風18号の後で

東海から関東甲信、東北南部を縦断した大型の台風18号は、

各地に深刻な被害をもたらしました。

この台風で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

長福寺の境内では、夜半から大粒の雨が滝の様になって流れ、

強い風が本堂や各伽藍(がらん)に吹き付けました。

建物に大きな被害はありませんでしたが、毎回の台風同様、境内地は、泥水の流れた跡、

散乱する木の葉などで、足の踏み場がない状態になってしまいました。

台風が去った午後から本堂の扉を全開し、空気を入れ替え、

本堂の浜縁(はまえん)の清掃から始めました。

【浜縁(はまえん)というのは、お寺や神社などの向拝(こうはい 本堂の屋根が前方に突き出た部分)の階段下にある縁または床の部分で、お賽銭箱(おさいせんばこ)が置いてある外に面した床の部分です】

 

少し地面が乾くのを待って、今度は家族総出で、境内地の掃き掃除を致しました。

夕刻まで作業をしましたが、残りは、また明日ということになりました。

清掃を終え、空を見上げましたら、綺麗な夕焼けが広がっていました。

 

2013年9月16日午後6時ごろ撮影

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南東の空には、月も昇っていました。19日は、中秋の名月のですね。

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2020東京五輪

2020年の夏季五輪開催地に東京が決定しました。

前回の東京五輪の年、1964年生まれの私は、生まれ年を答えると

「あぁ、東京オリンピックの年ね」とよく言われます。

前回の東京五輪は、戦後19年、高度経済成長まっただ中で

日本中が活気に満ち溢れていた頃の開催でした。

働き盛りで忙しい日々を過ごし、日本の経済発展に心血を注がれた諸先輩にとっては、

日本が世界に認められる様子を目の当たりにした大変印象深い出来事であったのですね。

 

7年後の東京五輪開催は、今、日本が抱えている課題が

全てクリアになっての決定とは言えないでしょう。

ここからが、スタートです。新たに目標設定をして進んでいきましょう。

東京だけでなく、私達個人も、目標をみつけて7年後の東京五輪までに努力したいものです。

7年後の7月24日、どんな自分に会えるか、今からワクワク・ドキドキです。

 

9月6日付の朝日新聞社会面に「死と向き合う日常」という記事が出ていました。

数年前から続く「終活」ブームについて述べられ、あらゆる世代の死生観にスポットを当て

その変化について取材されている興味深い内容でした。

 

自らの死に真剣に向かい合い準備を進めるのは、とても大切なことです。

また、家族や自分を取り巻く人の旅立ちのお手伝いをすることも、人としての責任だと思います。

ご提案ですが、ぜひ、ご自身の「終活」について菩提寺や菩提寺がない方は、

お近くのお寺さんにご相談されてみてはいかがでしょう。

ご自身のお考えがしっかり伝えられるうちにご家族とも「話合い」をされておくことも忘れずに。

 

横浜市仏教連合会からも、以下の通知が出ております。

ご参考にしてください。

『生前に御葬儀のことをお寺と相談することはタブーではありません

「もしも」が起こってしまったら、まずお寺へ

そうなる前に生前からお寺と相談しておきましょう

(特に医師から告示を受けたときなど)

葬式の日時決定の際は、お寺の都合も配慮しましょう

(八割以上のご法事・埋葬は土曜・日曜日を利用しておられます。)

決まったお寺のない方は、近くのお寺で相談できます

段取り・費用・葬儀社選び等お寺で相談できます

生前に葬儀社選びをしておきましょう

(特に費用やサービスで)

葬儀社紹介の僧侶の中には遠隔地であったり、寺がなっかたりする場合もあります

(以後の法要を受けてもらえないこともあります。)

病院で紹介された葬儀社を断ってもさしつかえありません

お願い‥‥‥ご葬儀終了後、葬儀社に関する情報提供にもご協力ください。』

草むしり

昨日までの悪天候から一変して、今日は、秋の涼やかな風が吹く穏やかな一日となりました。

日々の大事な作務の一つに、境内の草むしりがあります。

朝・夕、または歩きながらなど、気づけば直ぐに草取りをするのはいつものことですし、

面積が大きい場所などは集中的に行います。

今日は、お天気が安定しておりましたので、一日草と格闘を致しました。

この時期は、草もさることながら、蚊との戦いも待っております。

仏教の戒律の一つに、「不殺生戒(ふせっしょうかい)生き物をむやみに殺してはいけない」がございますが、蚊取り線香のお世話になりながら、完全防備で臨んでおります。

 

住職研修会

毎年恒例の大雄山最乗寺での住職研修会に参加して参りました。

神奈川県東部の曹洞宗寺院の僧侶約80名参加の研修でした。

講義内容としては、墨跡講座(掛け軸の勉強会)、人権に関する学習会、正法眼蔵(道元禅師執筆の仏教思想書)研究会等々でした。

更に、朝4時起床にて、暁天坐禅や、朝課(朝の勤行)に参加しました。

毎日の自坊でのお勤めとはまた違って、僧侶約80名での読経は身の引き締まる思いで過ごした2日間でございました。

 

大雄山最乗寺は、神奈川県南足柄市にある曹洞宗の名刹であり、約20名の修行僧を抱える地方僧堂でもあります。

「天狗のお山」「道了さん」としても知られ、老杉に囲まれた山深いお寺です。

現在、山主で在られる石附周行老師は、平成9年の長福寺の晋山落慶法要の際には、御導師を務められ、大変お世話になりました。

石附老師は、大本山總持寺の副貫主としてもご活躍されていらっしゃいます。

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