長福寺の方丈記

2013年11月アーカイブ

道元禅師は、日本において曹洞宗を開かれた僧侶で福井県の大本山永平寺の開祖様でいらっしゃいます。

その道元禅師の顕彰碑が鎌倉にあるのを皆さんは、ご存知でいらっしゃいますか?

道元禅師は、宝治元年(1247年)8月から翌2年3月まで鎌倉名越白衣舎にて、

執権北条時頼公や檀那に説法をし授戒を行っており、この歴史的事実を顕彰するものとして、

道元禅師の750回大遠忌を記念して平成14年3月に建立されました。

鎌倉の滞在中、道元禅師の「仏法とは何か」という説法は、時の権力者北条時頼公には伝わりづらいものがあったと思います。

お寺を新しく建て、道元禅師を開祖様にという時頼公の申し出を断り、道元禅師はわずか半年で永平寺に戻られます。

その後、時頼公は、道元の弟子玄明が永平寺に戻る際に寄進状を持たせます。

弟子玄明が、この寄進場を預かったことを喜んでいるのを知った道元禅師は、
玄明を即刻破門追放し、彼が坐禅をしていた僧堂の床と、その下の土をも堀り捨てさせたといわれています。

権力に近づいて己の名誉や欲に走ってはいけないことをほかの修行僧にも示すためだったといわれています。

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只管打坐しかんたざ 只ひたすら座ること 曹洞宗教えが刻まれた顕彰碑

 

晩秋の一日、鎌倉を訪ねた際には、ぜひ、この顕彰碑をお訪ねください。

鶴岡八幡宮の西に位置し、馬場小路を小袋坂へと向かう途中にあります。

 

 

 

 

この季節、境内の紅葉も一段と色づきを増し、毎日、自分の目を楽しませてくれています。

必然と落ち葉も多くなり、朝に晩にと竹ぼうきの出番が増えます。

 

境内の紅葉は、移り変わりがとても早く、昨日綺麗だなと思っていた木々の葉が今日はもう半分落ちてしまって写真を撮るタイミングが遅かったと思うこともしばしばです。

 

木々の紅葉の彩りに思わず「はぁ」と感嘆のため息が出ることがあります。

自分を癒してくれてありがとうという感謝の気持ちと

今年も行ってしまうのかという何か空しい気持ちといろいろなものが入り混じっているように感じます。

お釈迦さまは、「諸行無常しょぎょうむじょう」 この世のもの全ては、移り変わっていき、永久不変なものなどないとおっしゃいましたが、

まさにその現実を目の当たりにし、今、この世に生かされている自分の生きる意味を考えてみる、そしてしっかりと前を向いて怠ることなく歩いていく、そんなことを考えるひと時もある毎日です。

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留学生の坐禅会

今日は、関東学院大学の交換留学生の方々10名ほどが、坐禅の体験にいらっしゃいました。

主に、アメリカからの留学生で、作法の説明に熱心に耳を傾け、坐禅も真剣に取り組んでいらっしゃいました。

関東学院大学の留学生の方々のご来山は、昨年の留学生に引き続き2回目となります。

世界各国の若い方々に禅の文化に興味を持っていただくことは、とても大切なことであると考えますし、今回の座禅体験がその入り口になっていただければ大変嬉しいことです。

坐禅の後に留学生のみなさんに感想を伺うと、「初めての体験に感動した。」「時間を短く感じた。」など日本語でこの時間を有意義に過ごされたことを話して下さいました。

 

坐禅について住職の説明を通訳される先生と留学生のみなさん

 

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坐禅のくみかたについての説明 寺族撮影

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実際に坐禅に取り組みました。警策(きょうさく)も坐禅の励ましになるようにいれさせていただきました。 寺族撮影

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水子地蔵尊

長福寺の境内に水子地蔵尊があります。

水子さんのご供養について、檀家様だけでなく、ホームページをご覧になっていただいた皆様からお問合せを頂戴し、ご供養することも多くなっております。

中には、海外からメールでお問合せを受け、帰国された時にご供養をお願いされることもあります。

皆様は、亡くされたお子さんのことをとても大事に思われていらっしゃいます。

また、直ぐにご供養して差し上げられなかったご自分を悔いていらっしゃるなどとお話し下さる方もいらっしゃいますが、

亡くされたお子さんのことを思うそのお気持ちがとても大切でその先にご供養があると考えております。

ご供養ができるとき、しようと思った時でも良いと思いますので、メールや電話でお問合せ下さい。

また、手を合わせにどうぞ水子地蔵尊にお立ち寄りください。

http://www.choufukuji.or.jp/about/keidai.html#mizukojizo

 

10月28日、中山の弘聖寺様において、檀信徒総代会が開催され、総代(世話人さん)3名と共に参加して参りました。

檀信徒総代会とは、近隣の組寺17ヶ寺の総代さん・世話人さんとご寺院さんが年1回集い交流を深める行事です。

10時30分より法要が始まりこの1年の間にお亡くなりになった総代様の物故者法要が営まれ、

11時より福島県よりお招きした布教師様のご法話をいただき、12時すぎから懇親会が開催されました。

各ご寺院の総代さん方々の苦労話や近況報告をお聞きいたしまして、有意義な時間を過ごさせていただきました。

今般寺院を取り巻く環境は、変化しつつあり、必ずしも楽観視できない部分が多々出てきております。

そのような状況の中で、総代さんと寺院の密接な関係は、不可欠であり、その意味においても、重要な1日を過ごさせていただきました。

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