長福寺の方丈記

2013年12月アーカイブ

2013年、年末に思うこと

2013年も残すところ数時間となりました。

長福寺でもすっかり新年をお迎えする準備が整いました。

今年一年、仏様のお導きでたくさんの方々とのご縁を結ぶ機会に恵まれました。

様々なお話をうかがうなかで、やはり人と人の結びつきがなによりも大切であるように思います。

家族、友人、初めて知り合う人など、それぞれに自ら心を開いて、また、思いやりをもってコミュニケーションをとることです。

皆様も自分も、来年、更なる仏縁に恵まれ、より豊かな生活が送れますよう祈念いたします。

除夜の鐘

明日は、大晦日。

お正月の準備が進められ、境内も新年の飾りつけが終わりました。

さて、今年も夜11時半より1時まで除夜の鐘を撞きます。

今年1年の煩悩を払い、清らかな気持ちで新年をお迎えいたしましょう。

当山では、お経を上げたのち、お檀家様、一般の参詣の方も鐘を撞くことができます。

鐘付きお一人一打100円となります。

当山では、整理券を出すことはしておりませんが、毎年300名を超える方がいらっしゃいます。

除夜の鐘は1時までとなっておりますので、どうぞお早めにご来山いただいて、

本堂様をお詣りした後、案内板に沿って鐘楼堂まで進んで下さい。

鐘を撞かれた後は、温かい甘酒やお菓子の用意をしてありますので、どうぞお立ち寄りください。

御祈祷札や開運招福の根付もございます。        

皆様のご来山をお待ちしております。
 
除夜の鐘の準備が整った境内
受付の客殿玄関ポーチ
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鐘楼堂
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伽藍大掃除

町並みは、クリスマスが終わると一気にお正月ムードでいっぱいになります。

寺院では、本格的にお正月の準備を始める前に、伽藍の大掃除が行われます。

この時期、テレビでも「すす払い」をしているお寺さんの映像をみることがありますよね。

長福寺でも、通常の清掃作務では、なかなかできないところまで

日にちを分けて清掃を行います。

最近は、いろいろな掃除用具や薬品が販売されていて、あの場所にはこれがいいのではなどと

実際に購入して試したりもしますが、やはり、一番の万能選手は、雑巾ですね。

雑巾を使って、水拭き、乾拭き、これにかなうものは、なかなかみつけることができません。

特に、本堂や、他の木造部分では、化学薬品を使って清掃するのは、木材の変化を恐れてなかなかできません。

また、大掃除の中で、もっとも気を付けなければならないのは、本堂の欄間です。

脚立にまたがりそうっと羽ばたきで彫刻についた僅かなほこりを払います。

ほんの少し力が加わっても、龍のひげや天女の髪飾りがゆれたりするので

慎重に集中して行っています。

 

http://www.choufukuji.or.jp/about/keidai.html

長福寺本堂 欄間

 

お手伝いして下さった皆様のご協力もあり、今では、伽藍は、すっきりピカピカです。

これなら、もういくつなどといわず、すぐにお正月が来てほしい気分ですが、

ここからが、また、お正月の準備で大忙しになります。

悠長なことは言ってられません、精進あるのみです。

師走

今年最後の坐禅会が昨日、終わりました。

今年もたくさんの方にご参加いただきました。

みなさんの坐禅体験が今後のより良い生活に役立っていただければ何よりです。

坐禅は、続けてすることが大事です。

ご自宅でも時間を作って続けてください。

毎回の坐禅会へのご参加もお待ちしております。

 

さて、12月も半ばをすぎました。

この時期、長福寺では、火災報知機の点検、電気関係の一斉点検、空調関係の点検など

メンテナンスが多くなります。

また、役員会も開かれます。

庭を見れば、やっと全部落ちたイチョウの葉でいっぱいです。

もちろん、伽藍の大掃除もしなければなりません。

全てを順調に終えて、すっきりした気持ちでお正月の準備を始めたいものです。

気持ちばかりが焦ってしまいますが、計画を立てて首尾よく進めたいと思います。

釈尊成道会

明日は、釈尊成道会(しゃくそんじょうどうえ)、お釈迦様がお悟りをひらいた日です。

成道(じょうどう)、道を成すことはお悟りをひらいたことをいいます。

長福寺では、明日、お釈迦様のお悟りをお祝いするご法要が執り行われます。

 

お釈迦様がお生まれになった日4月8日降誕会(ごうたんえ)、亡くなられた日2月15日涅槃会(ねはんえ)と、この成道会を三仏忌と呼び、曹洞宗ではそれぞれのご法要を大切に行っています。

 

長福寺の本堂、東序室中(とうじょしっちゅう)には、お釈迦さまが7年間の厳しい苦行を打ち切り、山を降りられたときのお姿を描いた掛け軸「出山釈迦像」がかけられています。

御本堂をお詣りの際にお声かけいただければご案内いたします。

 

お釈迦様は、7年間の厳しい苦行の実践をつづけられ、その結果、苦行も悟りに達する道でないことに気づき山を降りられます。

その後、衰弱したお体をナイランジャナーの河で清め、村の娘スジャータの捧げる乳粥で体力を回復し、菩提樹の下に坐禅し、瞑想に入られました。

お釈迦様は、その時、お悟りをひらくまでは、ここを立たないと誓いをたてられました。

そして、坐禅に入って8日目の明け方、明けの明星(あけのみょうじょう)をごらんになって

お悟りをひらかれました。

 

このようなお釈迦様の修行のお姿を見習って、曹洞宗では、坐禅を修行の根本としております。

私達もお釈迦様のお姿を見習って日々坐禅をくみたいと思っています。

長福寺では毎月「坐禅会」をひらいております。

12月は、14日にひらかれます。

今年最後の坐禅会に皆様、どうぞご参加ください。

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大銀杏(おおいちょう)

長福寺の大銀杏は、樹齢200年とされています。

90歳を迎えられた長老の世話人さんのお話しでは、その世話人さんが5,6歳の頃には、

既に今の幹の太さになっていたということです。

毎年この時期に黄金色に輝く銀杏を見上げると、悠久の時の流れを感じ、

代々この長福寺を守られてきた方丈様方の御苦労を忍び、

今ここに長福寺をお守りすることに身が引き締まる思いがいたします。

 

銀杏は、太古の昔から存在していた植物です。

恐竜が歩く大地に銀杏があったことになります。

その後、銀杏は氷河期で全滅してしまいますが、一部中国大陸で生き残った種が世界的に分布されたということです。

ここ10年ぐらいは、銀杏の色づく時期が遅くなったといわれています。

確かに長福寺の銀杏も最近は、12月になってもまだ葉っぱが緑がかっていることが多くなりました。

でも、あと1週間もすれば、黄金に染まった葉が、境内をじゅうたんのように覆い尽くすでしょう。

 

金色の 小さき鳥の形して 銀杏散るなり 夕日の丘に  与謝野 晶子

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