長福寺の方丈記

FIFAワールドカップ

FIFAワールドカップの開幕が2日後になりました。

楽しみにされている方も多いことでしょう。

さて、日本にも古くから「蹴鞠けまり」という競技があります。

蹴鞠は600年代、仏教伝来の際に中国から日本へ渡来したとされています。

その後、日本で独自の発達を遂げ多数の達人を輩出しました。

また、蹴鞠を嗜む人は貴族だけではなく天皇、公家、将軍、武士、神官から

一般民衆に至るまで老若男女の差別無く親しまれていました。

室町時代末期になり、織田信長の相撲奨励により、蹴鞠の人気は次第に収束していきました。

しかし、現代でも伝統行事として各地で蹴鞠が行われています。

ルールは、鹿皮製の鞠を一定の高さで蹴り続け、その回数を数えますが勝敗はありません。

上手な人は蹴り易い鞠を相手に与えるのが蹴鞠の道とされているようです。

一緒に蹴鞠をする人のことを考えて調和を大事にする、

そのような精神が蹴鞠を終えた後の気持ちを清々しいものにしてくれるようです。

FIFAワールドカップの戦いの場では、勝敗は関係ないなどとは言ってられませんが、

日本人は「武道」が象徴するようにその精神性を大事にしてきました。

正々堂々とピッチにたつ日本代表の晴れ姿に期待したいと思います。

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