長福寺の方丈記

大施食会とお盆

今年も、大施食会、お盆の時節になりました。

大施食会とお盆は、同時期に行われますが、本来は、違うご供養です。

お施食会の目的は、あの世で苦しむ餓鬼に飲食を施すことです。

また、全ての生き物に対する感謝の法会でもあります。

大施食会は、ご先祖様のご冥福を心より願うとともに、

万物諸々に対する思いやりの心と感謝の気持ちを捧げるご供養なのです。

ですから、この法要は、いつ営んでもよいのです。

 

お盆は、1年に1度我が家にご先祖様がお帰りになられる日です。

お帰りになられるご先祖様を「迎え火」でお迎えし、お休みになられる「精霊棚」をつくり、

おもてなししたご先祖様をお送りする「送り火」などの行事を行います。

 

では、何故、お盆の時期に施食会がおこなわれるようになったのでしょうか。

それは、お盆の由来である、目連さま(もくれさま)が餓鬼道に落ちた母親を救った話と、

施食会の由来である、阿難さま(あなんさま)が餓鬼に施しをして救われた話が似ていることがひとつ。

もうひとつは、故郷のご実家に皆が集まるお盆の時期に

各家庭ではご先祖様をおもてなしする行事を行い、

お寺では施食会法要を営み、

その法要に家族・親戚皆でお寺に行って参加し、

お帰りになられているご先祖様があの世で苦しまないように願うという意味が込めらて

一緒の時期に行う地域が多いようです。


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