長福寺の方丈記

2015年4月アーカイブ

穀雨こくう

今日4月20日から立夏までの期間は24節気で「穀雨」となります。

この時期に農作物の種をまくと、雨に恵まれ、よく成長するといわれています。

今年は、麗かな春の陽ざしに恵まれた日が例年に比べて少なく、雨が多く肌寒い日が多かったように思います。

境内は、ソメイヨシノから八重桜に主役が代わり、銀杏も芽吹き、牡丹や藤が満開を迎えようとしています。

季節の移り変わりは、本当に目まぐるしく、まさに「無常」を感じます。

仏教の教えの一つ「諸行無常しょぎょうむじょう」は、この世のもの全ては一定ではなく、絶えず移り変わるという観念です。

私たちは様々なことを「変わらない、変わらないで欲しい」と思い願い、執着してしまいます。

そのようなことがないように、全てのことが無常の存在であることを理解して日々を送りたいものですね。

チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世法王が昨年に続き、今年も来日中で

本日は大本山總持寺太祖堂で大遠忌報恩授戒會「平和へのメッセージ」の講演をされ、

寺族がお話を伺いに参りました。

以下寺族より

千畳敷きの太祖堂をうめつくす聴衆に大拍手で迎えられたダライ・ラマ法王は、

人間の生きる意味や、平和を目指す世界に私達ができることを

丁寧に静かに聴くものにしっかり届く声で2時間にわたり講演をされました。

大変貴重なメッセージを直接法王にお会いしてお伺いできたこのご縁に大変感謝いたします。

これからも仏様にお仕えする立場を忘れずに世界の人々が幸せに生きるためには何をすべきか、小さい力ではありますが自分ができる行動をしてまいりたいと思います。

花まつり

本日4月8日は、お釈迦様のお誕生日、花まつりでした。

午前に釈尊降誕会(しゃくそんごうたんえ)のご法要をいたし、花御堂のお釈迦様のお生まれになられた時のお姿「誕生仏」に甘茶をかけてお祝いいたしました。

今日は4月というのにたいへん寒く、小雨が降ったり止んだりする1日となりましたが、お墓参りのお檀家さんやご近所の方々がご来山され、お釈迦様に甘茶をかけてお祝いをしていらっしゃいました。

 

0408.jpg                  椿や桜で綺麗に飾られた花御堂と誕生仏

 

お釈迦様はお生まれになられたとき、四方に七歩づつ歩き、右手で天を左手で地を指して

『天上天下唯我独尊てんじょうてんがゆいがどくそん=天にも地にも我一人」と唱えられました。

このお言葉は、『この世に個として存在する私達ひとりひとりは、唯一無二の尊い存在である』ということを意味しています。

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誕生仏にかける甘茶は、ユキノシタ科の植物でヤマアジサイの一変種の「アマチャ」を煮出してつくるもので、、当山でも今朝、煮出して作りました。

昔は今のように甘いジュースが豊富ではなかったので、この甘茶はご馳走で、ご近所の方々は、花まつりに甘茶をお寺で飲んで、さらにやかんにいれて持ち帰っていたということです。

横浜環状北線の工事

当長福寺は、第三京浜道路の港北インターチェンジから車で3分ほどの所に位置します。

日頃、車でよく周辺を通ることが多いのですが、今、その港北インターチェンジで大規模な工事が佳境を迎えていて日々変わるその景色を大変興味深く、驚きをもって見ています。

 

その大規模な工事とは、、第三京浜道路「港北インターチェンジ」から首都高速道路横浜羽田空港線「生麦ジャンクション」をつなぐ自動車専用道路「横浜環状北線」を新設する工事のことです。平成28年の完成を予定しているそうです。

北線は、家屋の移転を少なくし、周辺環境を保全するため、全体の約7割をトンネル構造とするそうです。

この道路が開通すれば、東京方面からも、みなとみらい方面からも当長福寺にご来山されるのに、回り道せず時間短縮になるのではないかと期待しています。

 

4月1日撮影

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お花見をしながら

今日は、満開の桜のもと、庭作務に励んだ一日となりました。

普段なら、足腰が辛い庭作務ですが、お天気も良く、澄みわたった青空に桜の淡いピンク色が映え作務の疲れを癒してくれているようでした。

この時期は、毎日、桜をみるのがとても楽しみですが、作務をしている間もお花見ができることを

大変有難く感じました。

一緒に作務をした寺族は、桜を見上げながら、

「この綺麗な桜を愛おしく思うのは、この桜と一緒に過ごしたたくさんの大切な場面を思い出すからだと思う。」

と話しておりました。

なるほど、今日のこの日も思い出のワンシーンになるのかなと、そうなればと思います。

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