長福寺の方丈記

2015年9月アーカイブ

お彼岸のお中日

今日9月23日は、秋分の日で、お彼岸のお中日でもあります。

ご存知の通り、今日は、太陽が真東から昇り真西(極楽浄土の方角)に沈み昼と夜の長さがほぼ等しくなります。

 

このシルバーウィーク中は、お天気にも恵まれ、長福寺には、お年寄りを囲んでたくさんのお檀家さんがお参りにいらっしゃています。

お彼岸中は、「仏道精進の期間」と前にも述べましたが、普段の生活を送る中では、なかなかピンとこないのではと思います。

この期間に、ご自分のご先祖様のことやお墓のこと、お墓の跡継ぎのことを考えたり、子供たちにそのことを伝えたり、近況報告にお墓参りに行ったりとされてはいかがでしょう。

 

昨日、久し振りにお墓参りにいらっしゃったあるお檀家さんは、「息子夫婦にお墓参りに連れてきてもらえてとても嬉しかった。ご本堂様にお参りできて、元気がわいてきてこれからも頑張れそうな気がする。」と笑顔でご挨拶いただきました。

こちらも思わず笑顔になれるひと時でした。

 

お寺にきて、まずは、ご本堂様にお参りして、住職にご挨拶いただき、それから、ご自分のお墓にお参りに向かう、そのような皆さんのいつもの姿が、「仏道精進」に繋がっていくのだと感じています。

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明日からは秋の彼岸会

明日から1週間9月20日から26日は秋の彼岸会です。

彼岸会は、迷いと悩みのこちら側の岸から(此岸しがん)から

煩悩の河を渡り向こう岸(彼岸)に到ろうと仏道精進をする週間です。

彼岸という言葉は、インドの古い言葉で「パーラーミター」に由来します。

彼岸に到るための徳目、六波羅蜜(ろくはらみつ)の六つの徳目を修することが

到彼岸(パーラーミター)、悟りの世界へ渡る方法です。

六波羅蜜とは

・布施 ふせ   ‥‥‥ 心や物を人に与え分け合うこと

・持戒 じかい  ‥‥‥ 規律や約束を守り、慎むこと

・忍辱 にんにく ‥‥‥ 怒りや苦しみに耐えること

・精進 しょうじん ‥‥‥ 努力すること

・禅定 ぜんじょう ‥‥‥ 心を静め集中すること

・智慧 ちえ    ‥‥‥ 仏教の教えを学び、正しい判断をすること

 

この彼岸会は、日本独特の仏教行事で平安時代に始まり、江戸時代に庶民に広がりました。

日本は古来より、大自然、特に太陽の恩恵を受け、農作物を作り生活をしてきました。

ですから、太陽をとても大切にし豊作や農作業の安全を太陽に拝んできました。

また、春分・秋分の日は、太陽が真東から昇り真西に沈む日です。

真西は、極楽浄土で仏様がいらっしゃる世界、彼岸で、ご先祖様もいらっしゃいます。

太陽を拝めば、真っ直ぐ仏様の世界を拝むことができる、

仏様との距離が最も近くなると考えたのです。

このように、日本人が古くから持っている太陽に対する信仰心と

祖先をまつる信仰心が一緒になって日本独特の仏教行事になっていったのです。

仏教は、インドで生まれ、中国を経て日本に伝わりましたが、日本で馴染んでいく間に、

日本の生活スタイルや信仰心と結びついて独自のものになっていったのです。

9月10日、大本山總持寺にて、總持寺の二祖、峨山韶碩禅師の650回大遠忌が厳修され、長福寺からも住職が法要に参加し、世話人の代表の方々にも参拝、お焼香いただきました。

峨山韶碩禅師は、總持寺の二祖として、「五哲」あるいは「二十五哲」と呼ばれた多くの優れた門弟を育成されました。總持寺の住職として42年間職責を全うされ、曹洞宗の教えを全国に広める基礎を築き上げられました。

 

總持寺太祖堂 法要の様子
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参拝、お焼香された檀家の皆様

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