長福寺の方丈記

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春のお彼岸

今日からの1週間は春の彼岸です。

日中の暖かさも増し境内の花々も咲き始めました。

当山のソメイヨシノの開花が待たれます。

世界中で新型コロナウィルスの感染が危ぶまれておりますが、個人的に自分がすることができる最大限の対処をしてこの時期を乗り越えていきたいと考えております。

春彼岸の入りの今日、当山では、いつも通り、たくさんのお墓参りの方がいらっしゃっております。

この良い機会に御朱印をお願いしたいという方もいらっしゃいます。

ご関心をお持ちの方はどうぞお声かけください。

本年を振り返って

年の瀬を迎え、残りあと1日となりました。

平成の時代が4月いっぱいで終焉を迎え、5月より令和の時代がスタート致しました。

今年は各地で台風など自然災害に見舞われた1年となりました。

各所で災害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げあげます。

当山では台風15号、19号と境内地や各伽藍で被害に見舞われ、まだ改修工事が出来上がっていない場所もあり、ひきつづき来年の工事となります。

また、当山では様々な行事が行われた1年でもありました。

まずは5月には弟子である長男の仏前結婚式、10月には大本山總持寺御征忌におきまして焼香師を務めるご縁を頂き団体参拝をいたしました。

11月18日には先代当山二十九世であり、私の師匠である中興性海越龍大和尚が突然、遷化致しました。いつもと変わらない平穏な日常の中、昼下がりの陽光な日差しの中眠るような大往生でありました。そして、師匠の本葬儀法要を12月15日、16日と厳修し法縁のある各御寺院様、お檀家様等多数の皆様にご弔慰並びに御焼香を賜りました。長福寺一同心より深く御礼申し上げます。

振りかえれば二十九年の師弟関係でありその間に様々な教えを頂きました。

仏法はもちろんの事、物事に真摯に向き合う姿勢は常に私の人生の指針であり、その表裏のない性格は私の目標とするところでもあります。

師匠の遺徳を受継ぎ、当山の法灯をお守りし、さらに一層の精進を致すことが師匠への恩返しと考えております。

年末にあたりこの一年間の皆様とのご法縁に御礼を申し上げると共に来年が良き一年になることを御祈願致したいとおもいます。        

                                            合掌

12月15日、16日の當山二十九世中興性海越龍大和尚儀 東堂鈴木田越龍の

通夜・本葬儀に際しましては 法縁のある御寺院様、大勢の檀信徒の皆様 さらにはご縁のある皆様方に多数、御会葬・御焼香いただき且つ御鄭重なる御弔慰を賜り心より深く御礼申し上げます。

両日にわたり厳修されました當山二十九世中興性海越龍大和尚の通夜・本葬儀の模様をお知らせいたします。

 

久松山長福寺二十九世中興性海越龍大和尚経歴

昭和4年1月1日誕生 二十八世榮嶽青楓大和尚の孫

昭和16年4月15日 横浜市港北区岸根町の貴雲寺住職について得度

昭和16年4月 世田谷学園中学・高校に入学
昭和20年4月 駒澤大学仏教学部入学
昭和24年3月 駒沢大学仏教学部卒業
昭和24年4月より 横浜市立中学の教諭として定年までの四十年間勤め上げる
昭和33年9月10日 長福寺二十九世住職に就任。以降長福寺の護寺並びに興隆に尽力する。総代をはじめとする檀信徒の総意を受け、境内地や伽藍の整備を自らの生涯の課題とする。今日まで残る長福寺の境内地を整備していく昭和40年 藁葺だった旧本堂の屋根を瓦葺にする昭和40年代半ばから 第一次墓地整備を開始する昭和48年 旧客殿・庫裡を総檜造で新築する

平成3年3月 現在住職である慧海浩之を弟子とする。この頃から第二次墓地整備を本格化する
平成4年 この開発事業最大の目標である現在の本堂はじめ諸堂伽藍の整備に全精力を傾け、約4年の年月を経て平成9年に完成、以降も現在伽藍の維持発展に心血を注ぐ

平成9年5月16日 寺門の興隆、檀信徒への布教活動、墓地・伽藍整備の功績が認められ御本寺住職で兄弟子でもある禅海秀宏大和尚から長福寺中興の称号が与えられる

平成9年5月17日 晋山結制・落慶法要を厳修
平成10年2月5日 権大教師補任
平成10年4月8日 黄恩衣被着
平成10年4月17日 大本山總持寺報恩大授戒会焼香師を務める
平成11年4月15日 大本山總持寺地方副監院を命ぜられる
平成12年 都筑区仏教会副会長就任
平成14年10月15日 大雄山最乗寺両院忌焼香師を務める
平成19年7月 実孫の二人が得度し、法孫、天海祥悟・秀海慶悟となる
平成23年10月1日 長年の功績を称え、住職勤続五十有余年表彰を受ける
平成24年7月 長福寺住職を退董。以降東堂として穏やかな日々を過ごす。弟子である現住職の晋山結制法要、總持寺御征忌焼香師拝命、法孫の結婚などを一切の病に伏せることなく、常に笑顔で見守る

令和元年11月18日 示寂。世壽九十年。大和尚の人生に相応しい大往生であった。

 

東堂の遺掲

遺偈とは、禅僧が末期に臨んで後世への教訓を記した言葉です。

 

 

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解説

「一滴一凍」とは、冬の日に雫が滴り一瞬で凍る様から、間もない時間や一瞬の事柄、そこから転じて一瞬一瞬を大切に生き切るといった意味がございます。
「一滴一凍九十余年」とは、一瞬一瞬を大切に九十年余りを生きてきたという意味になります。
「末期無句」とは文字が表す通り、正伝の仏法も弟子に受け継がれ、何も言うことはないと、満足や充実感が表れている一節となります。
「青山月隠」は、我が世を振り返れば久松の山々は青くそびえ、見上げれば月は穏やかに浮かんでいるという情景を表します。
総じて、「一瞬一瞬を大切に、九十年余りを生きてきた。末期に当たって言うことはない。こんなにも山は青く、月は穏やかなのだから」という遺偈になります。
まさに長福寺中興の祖である性海越龍大和尚の人生を表す遺偈となっております。

 

両日の様子

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本葬儀から半月たち、師匠のことを、今、ようやくここに綴れる心境に至りました。それほど、私達家族にとりましても、あまりにも突然すぎるお別れでした。

師匠は亡くなる当日の昼過ぎまで家族といつも通り元気に過ごしておりまして、その後、お気に入りのソファで正に眠るように旅立ちの時を迎えました。家族にとりましては突然のお別れではございましたが、今思えば、師匠が常日頃「なるべく誰かのお世話になることなく逝きたいな」と申しておった、師匠自身が望んだとおりの大往生だったと思います。

師匠は昭和四年元旦に当山二十八世榮嶽青楓大和尚の孫として生を受けました。世田谷学園中学・高校、駒澤大学仏教学部へと進学・そして卒業後は長福寺二十九世に就任する傍ら横浜市立中学の教員としても定年まで教壇にたち続けました。その間、幾度となく境内の拡張、伽藍整備に尽力してまいりました。教員生活を終えたのち、平成四年からは、開発事業最大の目標である、この本堂をはじめ・客殿・庫裡等諸堂伽藍整備に全精力を傾け、約四年の年月を経て平成九年に完成、宿願を達成致しました。

私は平成三年三月に師匠に弟子入りし、約二十九年間、大変お世話になりました。仏法の世界のこと、人としてあるべき姿など、大変誠実でどんなことにも真摯に取り組む師匠の姿は人生のお手本でございまして、朝晩のお努めの時になど大きな声の師匠とよく語りあっておりました。宇宙の神秘に大変興味があり、自然をこよなく愛し、クラシック音楽が大好きで、そして笑顔がとっても素敵だった父との突然の別れは大変寂しく、もっと語り合いたかった、教えを受けたかったという気持ちでいっぱいです。

しかしながら、約七年半前に住職を退董してからも、師匠は東堂として、長福寺の護持・発展を願い、檀信徒の皆さん、たくさんの教え子、家族、親戚、縁者の皆さんの幸せを心より願っておったその姿を忘れることなく、その姿勢を見習って長福寺山内・家族一同精進して参る所存でおります。

師匠が生前に賜りましたご厚情に改めて長福寺一同心より深く御礼申し上げます  合掌

 

 

 

 

 

10月14日大本山總持寺の御両尊御征忌会において当山住職が焼香師をお務めいたしました。

御両尊御征忌は總持寺を開かれた瑩山禅師とその発展に尽力された第二代峨山禅師を中心に歴代の祖師方への感謝をお伝えするための法要です。

瑩山禅師の御命日を中心に行われるこの法要は毎年10月12日から15日の4日間の日程で大本山總持寺にて行われます。

春の授戒会と並んで二期法要と呼ばれる總持寺の大変大きな法要で全国の曹洞宗御寺院が總持寺に集まりご法要を営みます。

 

今回当山住職がお務めした焼香師とは、大本山總持寺貫首江川禅師の御代理として法要の導師をお務めさせていただく大変名誉なお役でございます。

荘厳な大祖堂にて当山住職が導師をお務めし、全国の御寺院様方の御随喜をいただき厳修いたしました。

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10月14日当日は、長福寺総代さんを中心とした長福寺参拝団としてご法要に参加いたしました。

ひきつづき参拝団の皆様方の御先祖供養を副貫首様に導師をお願いし非常にありがたい機会をいただきました。

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台風19号の傷跡も癒えぬ中、また3連休の最終日(体育の日)という諸用の多い中にもかかわらず、総諷経の導師をお務めいただいた大本山總持寺副貫主石附老師、御随喜いただいた御寺院様方、並びにお世話をしていただいた御本山の皆様方、そして団体参拝に参加していただいた皆様方、衷心より厚く御礼を申し上げます。

合掌

 

 

 

 

 

台風15号の影響

台風15号の影響が首都圏を中心に広がっております。

当山でも境内地を囲む塀が一部壊れてしまい早急に修復工事をしなければなりません。

昨日は、建設会社さんと工事の打ち合わせをしたり、荒れてしまった境内地の復旧作業に一日中追われてしまいました。

今回の台風は予想以上に勢力も強く、甚大な被害を与えながら早い速度で関東地方をかけぬけていった感じがあります。

今後は想定外の被害を引き起こす天変地異に見舞われた際の境内地の管理にどのような対策を取るべきか目下考え中です。

大熊地蔵尊縁日

毎年8月24日は大熊地蔵尊の縁日でご供養が行われます。

今年も地域のたくさんの方々がお集まりの中、営まれました。

大熊地蔵尊は、安産・子育て・イボ取りのお地蔵様です。

毎年、お子様や女性の方々のお参りもとても多いです。

お地蔵様というのは、仏堂に安置されるより、お寺の境内や、村の入り口、峠、四辻、墓地の入り口や墓地内などの野外に安置されることが多いようで、大熊地蔵尊も長福寺から離れた場所(約700メートル)に安置されております。

昔の地蔵様がお立ちになっていた場所(現在の場所は町内の中山氏のご寄付による)は長福寺の門前でありました。

 

地蔵講中の役員さん

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お集まりいただいた地域の皆さん

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今日8月13日から16日まで月遅れのお盆となります。

当山ではお盆のご供養が営まれ、また、お檀家様のお宅にお伺いしてご供養するお棚経も始まりました。

台風の影響で雨が降ったり止んだり、蒸し暑さも加わって何とも厳しいお棚経となりました。

本日は昔から長福寺を支えてくださっております地元のお檀家様のお宅を回りましたが、皆様どのご家庭も首尾よく準備を整えられて、私どもがお邪魔するのを皆様でお迎え頂けて大変嬉しく、また、背筋が伸びるような気持ちでご供養させていただきました。

明日、明後日とお棚経は続きますが、よりねんごろにご供養させていただきたく存じます。

立秋

連日の猛暑が続いております。

今年は梅雨が長引き、明けたら体の準備もできぬまま猛暑が続くという大変体力的には厳しい夏を過ごしております。

そして今日から立秋ということですが、まだまだ暑さはつづきそうです。

当山の大施食会は7月28日に無事に終えましたが、その前もその後も連日ご縁のある御寺院様の大施食会に随喜させていただいております。残暑の中、どちらの御寺院さんにおかれましても自坊の施食会・お盆の準備をしながら他寺にも随喜させて戴くことは、猛暑も手伝って、正に修行の日々でございます。

週末から台風の影響が出そうですが、来週は月遅れのお盆になります。

それぞれのご家庭でもご先祖様が心地よくお過ごしいただけますよう準備をいたしましょう。

7月28日当山の一大行事、大施食会を厳修いたしました。

昨年同様に台風の影響を受けるのではと心配致しましたが大きな影響はなく円状することができました。

 

御本堂様の正面に設えられた施食棚にご先祖様や今年新たに仏様になられた御霊、

そして、万物諸々の精霊をお迎えしてご供養いたしました。

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本年も300名を超える方々にご参拝をいただきました。

今年からご参列の皆様にわかりやすいように、ご法要の解説をさせていただきました。

皆様静かに耳を傾けられ御焼香後もご自分の席に戻られて法要に最後まで参列されていらっしゃいました。

法要後に解説があってよかったという声を多数お聞かせいただきました。

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大施食会のご供養とは

長福寺の一大行事である大施食会がいよいよ明後日となりました。、

台風が近づいていることが少々心配ではございますが、予定通り法会を行う予定です。

さて大施食会のご供養は、あの世で苦しむ餓鬼(がき)に飲食を施す法会です。

また、全ての生き物に対する感謝の法会でもあります。

つまり、大施食会は、ご先祖様のご冥福を心より願うとともに、万物諸々に対する思いやりの心と感謝の気持ちを捧げるご供養でもあるのです。

では、その施食会がどのようにご先祖様のご供養になるのでしょうか。

「施食会の本来の目的の餓鬼に飲食を施す行為が功徳となって、亡くなられたご父母様や御先祖様の御霊があの世で無事に過ごせるよう願うことに繋がるのです。」

施食会という布施をする行為によって、餓鬼が救われ、御先祖様が成仏し、自分自身もわかちあう心の大切さを学び救われるのです。  

このように大切なご供養に是非とも皆様お揃いで参詣されますようご案内申し上げます。

 

7月28日(月) 午後2時より 法 話

          午後3時より 大施食会法要

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