夏らしい空がやっと戻ってきました!
この時期、長福寺の境内はセミの大合唱がこだまします。
夕刻から夜半にかけて境内地を散策してみると
生命の誕生の神秘の現場に立ち会うことができました。
・夕刻にセミの抜け殻のたくさんある場所の木々を探すと、アブラゼミの羽化が始まっていました。この写真の時刻は午後8時ごろです。地面には直径1~1.5cmの穴がたくさんあいていました。幼虫が地面からはい出た穴です。
・ここは、梅の木の葉陰で地面から約1メートルの高さのところです。
・羽らしいものも観察できます。
・殻から一生懸命抜け出しながら腹筋運動のような姿勢で脚で葉っぱをつかみ、小さなポッという音がしたかと思ったら殻から完全に抜け出していました。
・薄緑色の羽がまだ縮んだままですが、風に吹かれても葉っぱに必死に捕まっています。
・羽が全部広がりました。まだ、薄緑色の透明がかったはかなげな羽です。風に揺れながら乾かしているようです。
・時刻は午後9時20分ごろです。
・羽の色が薄緑色から薄茶色にだんだん変っていきます。
・体の部分も風に吹かれて乾いて、だいぶしっかりしてきました。弱々しい感じは、あまりしなくなってきました。
・時刻は午後10時ごろです。