
2011年12月アーカイブ
新春を迎えるに当たり
2011年も残すところ数日となってまいりました。
今年は、国内では、数々の天変地異・自然災害に見まわれました。
「万物は無常である」という仏教的観念を
もってしても、甚大な被害に今だに胸が痛む日々でございます。
仏教徒である私たちは、今こそ、仏様との
ご縁を深め、身と心を調えて
報恩感謝の日々を過ごしたいものです。
長福寺の年末年始の行事のご案内をいたします。
皆様のご来山をお待ちしております。
除夜の鐘
今年1年の煩悩を払い、清らかな気持ちで新年をお迎えいたしましょう。
大晦日11時30分より1時までとなります。
鐘付きお一人一打100円となります。
茶菓等の用意もございます。
元朝祈祷 元旦早朝より三が日。
ご祈祷札、開運根付も
ございます。
年賀参詣 元旦より7日ぐらいまでに
初 詣 本堂さまにお参りし一年の
無病息災を願いましょう。
今年のイチョウの紅葉は例年より2週間ぐらい遅れています。
ようやく全体が黄色く色づいた葉は、風に吹かれ舞い始め
境内を黄色のじゅうたんで敷き詰めてくれるでしょう。
横浜市名木古木 樹齢およそ150年
今年は暖かい日が続いたせいでしょうか、紅葉の進み方もゆっくりのような気がします。
イロハモミジ ドウダンツツジ
ニシキギ
カエデ ボタンザクラ
12月8日はお釈迦さまがお悟りをひらかれた日です。
今からおよそ2600年前、お釈迦様は菩提樹の下で7日間の坐禅の後、
暁の明星をご覧になって、お悟りをひらかれました。
長福寺では「成道会」をお祝いする法要が行われ、お釈迦さまに感謝の心を捧げます。
「出山釈迦像」ー長福寺本堂東序室中掛け軸
この掛け軸は、お釈迦さまが7年間の厳しい苦行の実践をつづけられ、その結果、苦行も悟りに達する道でないことに気づき苦行を打ち切り山を降りられたときのお姿を描いたものです。
その後、衰弱したお体をナイランジャナーの河で清め、村の娘スジャータの捧げる乳粥で体力を回復し、菩提樹の下に座し、瞑想に入られ、お悟りをひらかれました。