長福寺の方丈記

元旦

元旦の一日が無事に終わります。

長福寺では三が日の間、早朝より、元朝祈祷(がんちょうきとう)を行います。

お雑煮の祝膳を本堂様、御開山にお供えし、大般若転読(だいはんにゃてんどく)の法要を行います。

大般若経は、今から1300年以上前に中国の僧侶、三蔵玄奘(さんぞうげんじょう)が16年もの間、苦行をしてインドから持ち帰り、その後4年を費やして漢訳した経典で600巻からなるものです。

この経典は、「般若波羅密はんにゃはらみったきょう」で「色即是空 空即是色しきそくぜくう くうそくぜしき」、一切の存在はすべて空であるという空間思想を説いているとされています。

この大般若転読という法要は、この600巻の経典を速読のように速く流し読むことで、五穀豊穣、厄除け、家内安全などを祈願します。
今朝は、この法要を終えたのち、本堂より初日の出を拝むことができました。
その後、お雑煮をお相伴し、午前・午後とも年始のご挨拶にいらっしゃったお檀家様にお会いいたしました。
昨夜の除夜の鐘・年始のご挨拶と、大勢の皆様がご来山くださいまして新年早々たくさんのご縁を頂戴いたしました。
 
ところで、私ども家族のお正月ですが、みんな揃ってお雑煮やおせち料理を戴きます。
夜には、百人一首のかるた取りなどをしたりして、「日本の伝統的なお正月」を過ごします。
普段は、それぞれに多忙な毎日を送っていますが、みんなが揃って過ごせるせっかくのチャンスなのでお正月を満喫するのです。
最近は、御家庭でのお正月行事は簡素化されているようですが、年末年始にかけて日本の伝統行事や文化をお子さんや、お孫さんに伝える良い機会です。
ぜひ、ご家庭で楽しいお正月を過ごしてみてはいかがでしょう。
 
本堂より拝んだ初日の出
0101-1.jpg
本堂様、御開山にお供えしたお雑煮の祝膳
0101-3.jpg

カテゴリ

アーカイブ