長福寺の方丈記

啐啄同時(そったくどうじ)

毎日、寒い日が続きます。

朝のお勤め時の本堂は、氷点下の気温になっています。

朝の空気をしっかりと吸って作務を終えた後の一服のお茶は、冷え切った体を温めてくれ、

一日を過ごす気力と体力を漲らせてくれます。

お茶をいただくひと時を大切にしたいと思います。

 

お寺には、一日中、たくさんの方がお見えになります。

ほとんどの方は、事前にお約束をしてお話ししますが、お墓参りの際にふらっとお立ち寄りになる檀家さんもいらっしゃってお話しに花が咲くこともあります。

中には、急に訪ねてこられて、先客がいらっしゃるにもかかわらず、

自分の都合最優先で一方的に話をする人もいらっしゃって、

どうしたものかと思いますが、そういうことは、かなり珍しいということになります。

禅の言葉で「啐啄同時」というのがあります。

悟りを開こうとしている弟子に師匠が、上手に教示を与えて悟りの境地に導くことを指すことで、

何かをするのに絶妙なタイイミングのことをいいます。

物事には、タイミングがあります。

話を聴いていただくのもタイミングです。

より良い人間関係を結ぶためにこの言葉を大事にしたいものです。

 

 

 


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